男女共同参画って?
男女共同参画推進条例の基本的な考え方
男女の人権の尊重
性別によって差別的な扱いをすることなく、男女の体の違いや個人の意思を尊重し、お互いに人として認め合いましょう。
性別に関わらず、個人が自分の意思で生き方を選択できるよう配慮する
「男だから」「女だから」と、性別だけで役割を決めることは、個人の選択肢や可能性を狭めてしまいます。
政策や方針の決定に共同して参画する機会を確保する
政策や方針を決める企画の段階から男女が一緒に責任を負い参画していくことや、それができる環境を整えることが大切です。
男女が協力して家庭生活における役割を果たし、社会生活との調和を図る
子育てや介護など協力して行うことで、仕事や地域活動、趣味などとのバランスをとり、個人の生活の充実につなげましょう。
国際的協調
他の国や国際機関と協調・協力して取り組むことが必要です。
第2次太宰府市男女共同参画プランにおける基本目標
男女共同参画社会実現に向けての意識づくり
人々の意識の中に長い年月をかけ形成されてきた固定的性別役割分担(※)意識は根強く、その影響を受けた制度や慣行は依然として存在しています。 男女共同参画は働く女性のみの問題として認識されることも多く、こうした状況はそれぞれの生き方や社会での活動の可能性を狭めることにもつながリます。男性や子どもを含めたあらゆる立場の人々にとって男女共同参画が必要であるという認識が広まるよう意識改革を進めます。
※固定的性別役割分担…「男は仕事、女は家事」と性によって役割を決めること。社会生活の様々な分野で男女それぞれの自由な生き方や能力発揮を阻害する大きな要因となってきた。
あらゆる分野における男女共同参画の促進
男女が社会の対等な構成員として、社会のあらゆる分野における活動に参画する機会の確保が重要です。 女性の政策方針決定過程への参画促進や活躍の場を広げるとともに、家庭や職場、地域社会などで男女が共に支え合い、いきいきと暮らしていけるよう、就業環境の整備やワーク・ライフ・バランスの実現、地域における男女共同参画を促進し、男女が多様な分野で活躍できる環境の整備を進めます。
男女が互いの人権を尊重しあう社会づくり
私たちが目指す男女共同参画社会は、個人が尊重される社会であリ、その基礎となる理念は人権の尊重です。重大な人権侵害である暴力は、性別を問わず決して許されるものではあリませんが、特に女性に対する暴力は、その根底に女性の人権の軽視や社会状況に根ざした構造的な問題があると考えられ、暴力の根絶に向けた取組強化が必要です。 雇用環境の悪化による非正規労働者の増加、ひとリ親世帯、高齢者単身世帯の増加など、生活上様々な困難を抱える人への配慮も求められていることから、誰もが安心して暮らせる社会の構築に向けた総合的な取組を進めていきます。
男女共同参画の現状
太宰府市では、第2次プラン策定にあたリ、平成24 年度に「太宰府市男女共同参画社会づくリに向けての市民意識調査」を実施しました。図をご参照ください。 「男性の方が優遇されている」「どちらかといえば男性の方が優遇されている」と感じている割合が半分を超えるものが8 分野中5 分野となっていて、特に「職場で」、「政治の場で」、「社会適念・慣習• しきたりなどで」については、その傾向が強くなっています。 反対に、「学校教育の場で」、「法律や制度のうえで」については、「平等」と感じている人の割合が高くなっていて、平等感がある分野も存在していますが、「社会全体で見た場合」については、7 割を超える人が男性が優遇されていると回答しているように、男女が平等ではないと感じている人が多い結果となっています。 根強く存在する固定的性別役割分担意識などに由来する男女の不平等感や社会のあらゆる分野への男女共同参画の遅れの解消を進めていくことが必要です。
男女共同参画に関する太宰府市の取り組み
1977年(S52) | 「働く婦人の家」開館 |
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1988年(S63) | 社会教育課に「青少年婦人対策係」を設置 |
1989年(H 元) | 「婦人問題懇話会」設置 「婦人行動計画企画委員会」設置 |
1991年(H3) | 「女性行動計画」策定 女性に関係する用語について「婦人」から「女性」へ変更 |
2001年(H13) | 「男女共同参画推進本部」設置 「女性問題懇話会」を「男女共同参画審議会」へ変更 |
2003年(H15) | 「働く婦人の家」の名称を「女性センタールミナス」へ変更 「太宰府市男女共同参画プラン」策定 |
2006年(H18) | 「太宰府市男女共同参画推進条例」施行 「太宰府市男女共同参画推進委員」設置 |
2009年(H21) | 「太宰府市男女共同参画プラン後期基本計画」策定 |
2013年(H25) | 「第2次太宰府市男女共同参画プラン」を策定 |
2015年(H27) | 男女共同参画推進シンボルマーク決定 |
2016年(H28) | 働く婦人の家を男女共同参画推進センターへ変更し、名称を「男女共同参画推進センタールミナス」へ変更 |
太宰府市男女共同参画推進シンボルマーク
- このシンボルマークは、平成27年度に「太宰府市男女共同参画推進条例施行10周年記念事業」として市民の皆様に募集し決定したもので、男女がお互いを認めいきいきと輝いている様子がデザインされています。
- シンボルマークは全5色でひらがな表記とローマ字表記の2種類 計10種類あります。
- 太宰府市の男女共同参画推進のシンボルとして、様々な場面で広く活用していきます。
- このシンボルマークを利用されたい方は、 太宰府市ホームページ (dazaifu.lg.jp)をご覧ください。